婚約指輪しかり結婚指輪しかり、結婚式というイベントには指輪が付き物です。昨今は、ジュエリーメーカーによって様々なデザインのリングが作られていますが、強度や硬度に「鍛造法」とよばれる特殊な製法で作られた指輪をご存知でしょうか?
結婚指輪の耐久性
指輪というアクセサリーは、しばしば耐久性が問題視されていました。そもそも指輪に使用されるゴールドやプラチナのような貴金属は、サビのような耐食性には優れていても、金属としては非常に柔らかい代物です。そのため、指輪のような形状にすると、ちょっとしたことでヘコんでしまうほか、金属表面にキズが出来やすいという欠点がありました。
結婚指輪のように、長期間身につけることを前提とした指輪の場合は、この耐久性の無さが致命的な問題となってしまうのです。
対策として、貴金属に銅やパラジウムなどを含ませて合金にすることで、強度を高める方法こそ存在します。しかし、合金は純正の貴金属の持つ美しさを損ねてしまうほか、金属アレルギーを発症させやすいという欠点もあり、完璧な方法とは言えませんでした。
弱点を克服した鍛造指輪
これらの問題を解決すべく、「鍛造法」と呼ばれる特殊製法で作られた鍛造指輪が登場しました。
鍛造とは、金属をハンマーやプレス機を用いて叩くことにより、金属を鍛えて硬度と強度を数倍に高める方法です。あまり馴染みのない言葉にも聞こえますが、これはいわゆる刀鍛冶でも使われる製法で、「真っ赤に熱された鋼を叩いて作る日本刀」をイメージしてもらえると解りやすいでしょう。そんな刀鍛冶の技術を応用して作られた指輪は、強靭な硬度を持ち変形しにくいうえ、高い強度によりキズも出来にくくなるのです。長い年月に渡って身につける結婚指輪に相応しい、最高の製法と言えるでしょう。
純性の貴金属を使用しているぶん、金属アレルギーにも苛まれにくく、またアフターケアサービスも充実しているため、年に一度無料でサイズの手直しや修復などを行える点も嬉しいポイントでしょう。上記のメリットに加え、様々なデザインの中からオリジナリティのあるオーダーメイド結婚指輪を作れることから、多くのカップルから人気を集めています。
オリジナルの結婚指輪を検討している人であれば、この鍛造製法の指輪をフルオーダーしてみてはいかがでしょうか。