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結婚式の前に行う「前撮り」

前撮りの流れ

ここ10年くらいの間で、ブライダル系のカメラマンのレベルはかなり高いものになっているのを知っていたでしょうか。
というのも、以前はCMや雑誌カタログなど広告業界が非常に景気が良かったので、写真カメラマンや映像カメラマンは多くの仕事を受けていました。
広告を撮る仕事に就くためにカメラマンを志す人も一時期相当数いたそうで、専門学校や芸術大学でもハイレベルな教育を受けたカメラマンが多く生み出されました。

ところが不景気に突入して一辺、広告収入が激減した上、高性能のデジタルカメラや携帯でも手軽に動画が撮ることができるようになったことで、高い技術力を持ったカメラマンさんたちの多くが仕事を失ってしまったのです。
そんなハイレベルな人たちが流れ着いたのがブライダル系のアルバム作成業界で、現在ではお手頃の価格で相当すごい写真を撮ってもらえるようになっています。

私も、先に結婚式を挙げた友人の結婚アルバムを見て「本当にこの値段で!?」と驚いたことがあります。
結婚式の当日はなんやかやと忙しくなってしまうので、ドレスアップした姿や新郎と並んだ姿などを撮影するのは数日前~前日とするのが一般的です。
このような先に写真だけを作成しておく方法を「前撮り」といいます。

二つの撮影方法

前撮りには、専用の写真スタジオで行うスタジオ撮影と、よい場所に移動して屋外や雰囲気ある建物の中で行うロケーション撮影とがあります。
結婚の記念写真というと、新婦が椅子に座り、新郎がかたわらに立つような構図のものが一般的ですが、それとは別にスナップ写真のようにカジュアルな動きの中で撮る写真も最近ではごく当たり前になっています。
私は見学会としてそれら実際に前撮りをしているカップルを見学させてもらったのですが、まるで映画の撮影のような素敵な場所で、角度や明るさ、光源などまで計算して撮影される様子に本当に心を奪われました。

カメラマンさんも人気のある人はかなり予約が集まっているといい、もし見本などをみて気に入ったものがあれば、早めに連絡をしてくださいと、ブライダルプランナーさんにアドバイスされました。
もしまだ結婚アルバムを見たことがないという人がいたら、ぜひ一度見てみることをおすすめします。
某結婚情報誌の扉や中のスチルのような、すばらしい出来栄えをしたものを数多く見つけることができます。
彼はちょっとそこまでしてもらうのは恥ずかしいというふうなことを言っていますが、絶対にこれは説得してやろうと考えています。