必要な部屋の広さ
結婚式を無事に終えたら晴れて新居での同居生活をスタートさせることになるわけですが、そのためには結婚式の準備と同時並行的に同居する物件探しをしていかなくてはいけません。
結婚後は夫側の実家に入るという人もいるかもしれませんが、今どきの新婚カップルのほとんどはまず第一子が生まれるくらいまでは二人で時間を過ごすことのできる空間がほしいと思うものでしょう。
いきなり新居として戸建住宅を購入できるような経済的余裕があればよいのですが、物件を購入するとなるとかなり高額の金額が必要になりますし、数十年のローンを組むことにもなるので、その後に家族関係や状況が変わるようなことがあったときに対応ができません。
なので、最初の住居としてはお手頃な価格で入居ができる賃貸住宅やアパートを選ぶようにするのがよい方法と言えます。
そこで問題になるのが、二人で生活するためにはどのくらいの広さや間取りが必要になるかということです。
神田川の時代なら、四畳半に夫婦二人で仲睦まじくということもあったかもしれませんが、やはりワンルームに二人暮しというのはいくら仲の良い夫婦でもちょっと抵抗感があります。
新婚に向けた部屋の選び方
新婚当初などはそれまで違った生活習慣をしてきた二人が一緒に生活を始めるという駆け出しの時期なので、あまりいきなり距離を縮めようとするよりも、お互いのペースを守りつつ少しずつ歩み寄っていけるような環境にしたいところです。
その点で考えると、新婚カップルに望ましい間取りの広さとしては、1LDK~2LDKくらいの広さがよいようです。
1室あたりの広さにもよりますが、最低でも間取り的に2つ空間があるようにすると、かなり使い勝手のよい部屋になります。
ちょっとしたケンカになったときや、一人になりたいときというのは一緒に生活をしているとどうしても出てきてしまうものなので、そうしたときにこもれるような場所があると、うまく気持を逃していくことができます。
もし余裕があれば3DK以上の間取りがあれば、急な来客や両親の訪問を受けたときに通す場所があって便利です。
しかし実際には新婚当初はこれからのためにお金を貯めたい時期であることから、価格面を重視してできるだけ利便性の高い2DKクラスの物件から探すというケースが一番多いようです。
いずれにしても、気軽に入居や退室ができる賃貸住宅をまずは先に探してそれから先の住み方を考えていくのがよい方法といえるでしょう。