結婚適齢期って?
かつては25歳までが結婚適齢期とされてきた時代はすでに昔で、今では30歳くらいまでに結婚ができれば普通というような認識に変化をしてきています。
それは裏返して考えると、それだけ結婚をする年齢の幅が広くなってきているということでもあります。
30歳をまたぐ時期になると、急に周囲が結婚を急ぐような知らせが届くようになり、場合によっては1年の間に数回も結婚式に出席をすることになったりします。
そうなると自然とそれまで出席をした式の中でこの式はどのくらいのランクの価格がかかっているかということを値踏みされることにもなります。
特にこれから自分の式を控えている女性の目は厳しいものですから、細かいところに手を抜いてしまうと陰で「ケチだった」というようなことを言われかねません。
新郎新婦にとっては嬉しいかもしれない黒字式も、実際には周囲の友人から「あのカップルはケチだ(もしくはお金を持っていない)」という評判を広めてしまうという怖いことにもなってきます。
式で出される料理
そんな式のランクの値踏みで最も細かく見られるのが式で出される料理です。
ほとんどの式場にはレストランが併設されていて、そこで専属のシェフなどが料理をつくることになっています。
式の見積もりをとりに行くと、そこで料理の品数や品目によってどのくらい価格が変化するかということを教えてもらいます。
自分たちだけで食事をするときにはそれほど気にしていることでなくても、それをお客さんに振る舞うとなるとまた考え方を変える必要があります。
例えば、通常披露宴で出される料理の品数は4~6品となっていますが、本当に4品しか出てこないとなるとそれだけでケチったとみなされます。
少なくとも6品くらいのコースは選んでおきたいところです。
また料理では必ずメインとなる肉料理と、その前に出される魚料理が出されます。
肉料理では牛肉と豚肉から選択ができるようになっていたり、鴨肉やフォアグラなどが選べたりします。
このときかなり有名なブランド豚でもない限り、豚肉が出てくるとかなり安く料理を上げたと見られてしまいます。
できれば牛肉のフィレステーキを出してもらえるようにしましょう。
また、魚料理もサーモン<大きなエビ<白身魚というようにランクが決まっています。
サーモンが好きでそれを選んだつもりでも、サーモンにするだけでかなり料理の値段は下がるので、そのあたりも考えて選んだほうがよさそうです。
普段あまりコース料理を食べ慣れていない人にとってはどうってことのないことでも、何度か式を下見したり実際に参加をしたりしている人にとっては一瞬で見抜かれることなので、気を使っていきたいですね。
また料理の質と一緒に求められるのがゲストへの気遣いです。
招待状を出すときに食べ物のアレルギーが何かないかということをさりげなく尋ねられるようにしておき、その内容にしたがって式場のシェフと相談して品目を決めていくようにしましょう。
さらに年配の方が参列される式のときにはナイフとフォークだけでなく、食べやすいお箸をつけるなど細かい配慮をしていきたいところです。