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山手ロイストン教会

丘の上にある木の温もりがあるチャペル

「山手ロイストン教会」は、横浜市中区山手町にある広い森に囲まれた総合施設です。
アクセスはみなとみらい線の「元町・中華街駅」よりバスを利用するかもしくは徒歩15分の距離となっており、丘の上から港の景色を広く見ることができます。

敷地内はぐるりと門戸で囲まれており、中に入ると豊かに茂った木々がガーデンを埋めています。
内部には中央に山手ロイストン教会を据えつつ、サロン館や倶楽部ハウスA番館・B番館、事務所館があります。

周辺を森に囲まれているということもあって周辺は市街地の喧騒から隔てられており、アンティーク調の建物それぞれが独特の雰囲気です。

横浜とレトロという組み合わせにより、異国情緒あふれる内装演出がされており、横浜らしい式を挙げたいという人にとってはまさにぴったりの場所と言えます。

新しくできたばかりの最新設備の挙式場と比べると、やや設備面で古臭さが感じられたり設備の古さが目につくところもあるのですが、むしろそうした古臭さがよい味を出している式場と言えるでしょう。

好き嫌いは分かれてしまうかもしれませんが、横浜らしい歴史あるレトロな式にしたいという人にはおすすめできる場所です。

英国公使館の土地として使用されてきた歴史

横浜市内でも山手方面は古くから外国人向けの邸宅が数多く作られてきたという歴史があります。
山手ロイストン教会がある山手町241番地は、明治8年に英国軍駐屯地が撤退した時に英国公使館跡を分割した場所です。

住宅地として使用されてきた歴史はさらに古く、現在も見ることができる浮世絵の中にも周辺の風景が描かれているものがいくつか見られます。

山手ロイストン教会は旧ハイチ名誉領事であった実業家の邸宅を改造したものとしてスタートしており、敷地内にある建物全てが「241番地」という住所の中に集約されているものです。

チャペルで使用されている聖壇は英国のロイストン地方の教会から譲り受けたものとなっており、さらに以前この場所に邸宅を構えていた実業家のコレクションも現在まで館内に展示されています。

古くささというのは場合により、そこに生活してきた人の姿を想像させるものとなるものですが、山手ロイストン教会ではまさにそうした過去ここにいたであろう人々の姿を明確に刻んでいるのです。

なお山手ロイストン教会は結婚式以外にも数多くの教会活動を行っており、毎週日曜日の礼拝を始めとし、キリスト教の行事となる聖誕祭や復活祭といったものも年中行事にされています。

結婚についての宗教観を学びたい人への結婚セミナーも開催されているので、こちらの施設で将来的に挙式したいという人は参加をしてみるとよいでしょう。