当日の流れ
私達は結納を関東式に従って行うことになりました。
昔ながらの方法でいけば、結納は自宅で行うのが通例のようですが、披露宴やお葬式が別の場所を借りて行う方が普通になってきているように、結納も現在ではレストランや料亭の一室を借りて行うようになっています。
結納では、通常では購入することもない非常に儀礼的な品物を準備しなくてはならないものですが、外で行う結納の場合にはそれ専用に全て整えてくれるということがほとんどです。
面倒な書類作成や筆書きなども全てしきってくれる便利なプランもあるので、もし不安ならまるごとお任せという方がよいでしょう。
私ももともとこの土地のものではないし、形式といっても特別なこだわりがあったわけではないので、ホテルでのプランをそのまま利用させてもらいました。
簡単に結納での当日の流れを説明すると、まず両家の両親である新郎父・新郎母と、新婦父・新婦母、それに当人合わせて合計6人が集合します。
会場には直行せずに部屋の少し前で待ち合わせ、女性側が先に入るようにします。
次に新郎父から「これより結納の儀を執り行わせて頂きます」という挨拶を行います。
この進行役は、仲人がいるなら仲人にまかせたり、ホテルの進行役の人にふってしまってもよいとされています。
私の父親はあがり症の気があるので、これもホテルの人にお任せしました。
それから新郎側から結納の品を文言とともに差し出します。結納品を新郎の母親(もしくはホテルのスタッフの人)が新婦側の席の前に運び、新郎の父親が口上を述べます。
品物を受け取ったら、今度は新婦側が軽く会釈をして順に父、母と目録に目を通していきます。
最後に新婦本人が口上を述べ結納を受け取った記しとして受書を返します。
受書を受け取ったら新郎から父、母の順に目を通し新郎がお礼を返します。
関東式の場合このあと女性側からの結納返しとして、全く反対の手順で品物を渡し口上を述べます。
全て受け取りが終わったら、結びの挨拶をして、最後にお互いで頭を下げます。
そのあと一同の記念撮影をして、みんなで食事となって結納の儀は終わりになります。
お勧めのプラン
当日はかなりお互いに緊張していましたが、慣れたスタッフさんの誘導でなんとか最後まで終わらせることができました。
かわいそうというか、私の父が慣れない場所に汗びっしょりになってしまっていて、司会を任せなくてよかったと本当に思いました。
面倒なようですが、これをすることでかなり気持ちも引き締まるのでこれから結婚するカップルの多くにはぜひやってもらいたいです。