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結婚式当日の流れ

全体的な流れ一覧

結婚式の当日における式進行自体は、どんな式でもそれほど大きな差はありません。
途中に挨拶をいただく人数や余興をしていただく回数などは少しずつ異なることはありますが、基本的には全体的な式進行は一緒になっています。
流れをざっと並べていくと、

1.新郎新婦入場
2.新郎新婦の紹介(司会もしくは仲人より)
3.ウェディングケーキ入刀
4.祝辞・乾杯
5.食事と歓談
6.お色直しのため、新郎新婦一旦退場
7.新郎新婦再入場~そのときに一緒に各テーブルを回る
8.余興と歓談
9.花嫁から手紙の朗読
10.新郎新婦から両親への花束・記念品贈呈
11.親からの謝辞
12.新郎からの謝辞
13.新郎新婦退場
14.お見送り

といったものが一般的になっています。
ただし、最近は式によってメインにする出し物をどれにするかによって微妙に順序を入れ替えることもあります。
例えば上記フローチャートにある「2.新郎新婦の紹介」も、最初にさらりと説明をしておいて式の途中で二人のこれまでの流れをビデオやスライドで丁寧に紹介するというような方法もとられています。

最近行われているサービス

最近では式場が式の進行と同時にカメラを回しておいて、式が終了するまでにその様子をDVDなどに収めて記念品として手渡すようなサービスも行われています。
そのときには今まさに行われている式を映像として様子を記録するため、編集作業のための時間確保のために後半に紹介をもうけておいてそれを式の途中で流すというような時間との戦いのようなこともされています。
しかし実際に編集されたビデオを見るとかなり完成度の高いものもよくあり、結婚式場で勤務するスタッフのスキルや使用される機材の進歩を感じます。
ちなみにかつては新郎新婦の紹介は仲人として招待した人にお願いするのが通例になっていましたが、現在では仲人を立てなかったり、そもそも仕事関連の人を招待しない式もあるのでもっと簡略化されたカジュアルテイストなものになってきているようです。

また、いわゆる「ハデ婚」のような式場設定や衣装にお金をかける式の場合には、お色直しは一回ではなく数回に分けて行うようなこともあります。
お色直しでの退場をしているときの間を持たせるために何か楽しい工夫をしている式もありますし、キリスト教のチャペルウェディングではつきもののブーケトスを式の終わりではなく途中のイベントふうに組み込むというようなことも見られています。
最近の傾向としては上記のような昔ながらの流れの中で、それぞれが創意工夫をして出席される方が楽しめるようなイベント的要素を加えていくというような方法が主流になってきています。

同じ冠婚葬祭でも、葬儀の方が一般的な式の流れはきっちりと決まっているようです。
結婚式も少し以前までは宗教儀式的な要素が強く、古式に則った方法がとられがちでしたが、今は特定の宗教によらない人前式やパーティーウェディングのような方法も広く取られるようになってきましたのでそれに合わせて式次第もテンプレートから一歩抜けだした独自の方法がとられるようになってきているのです。