少しでもいい生活の為に
新婚として居を構えるときには、やはりそこで小さな子どもを育てることも考慮に入れておかなければいけません。
現在の深刻な少子化の影響もあって、都内や地方の主要都市では積極的に婚活支援や子育て支援を行っています。
国として行っている制度としては内閣府が主催している「少子化対策/子ども・子育て支援制度」というものがありますが、そうした全国一律の制度とはまた別に地方自治体が独自に行なっているものもたくさんあります。
支援といっても単に補助金が支払われるというものばかりでなく、よりきめ細やかに子どもを育てる親のためになる設備や組織があったりするので、引っ越しをするときにはよく調べておいた方がよいかもしれません。
都内23区の中でも、子育て支援を積極的に行っている区がいくつかあります。
例えば皇居もある東京の1等地の千代田区などはかなり本格的に子育て支援を行っているところです。
まず子どもへの医療費助成では他の区のほとんどが中学3年生までとしているのに対し、千代田区では高校3年生にまで延長をしています。
さらに認可外保育園についても全額または2割までを減額しており、次世代育成手当として16~18歳の児童養育者に対して児童1人につき5000円/月を支払うといったほかの区にはないような複数の制度があります。
ほかにも特定不妊治療助成金や誕生準備手当といった、妊娠や出産準備のための補助にも手厚いということが特徴になっています。
支援推薦都市
千代田区というとオフィス街や永田町というイメージが強く、あまり住宅地という印象はないのでかなり意外な感じがしますが、そうした制度を見ると住む街としての候補にも上がってきます。
また、都内23区の中で最も出生率が高い江戸川区もトップクラスの子育て支援制度がある街となっています。
江戸川区は区面積に対する公園の割合も都内一となっており、自然環境や教育施設などにおいてもかなり利便性が高いところと言えます。
小さな子どもを育てることを前提に街選びをするときには、やはり周辺地域のアクセスと自然環境、安全性が重要になってきます。
また子どもがいると何かと外に出にくくなるものなので、近所に便利なショッピングセンターがあるかということもチェックしておきたいところです。
街を歩いてみて、子供向けのお店が多いところなどは同じような子ども世帯が多いということでもあるので、もし下見をするときには家や土地だけでなく周辺もよく見てみたいですね。